犯罪のない地域社会を目指して
保護観察官は、犯罪を犯した人や非行少年が再犯・再非行をしないで済むように立ち直りを支え、犯罪のない明るい社会を目指しています。
●なにをやっているのか
保護観察官は、犯罪をした人や非行少年が再犯・再非行をすることなく、社会の一員として生活を送ることができるよう、彼らと向き合い、話を聴き、必要な指導や援助を行い、彼らが地域社会と繋がっていくことを目指しています。保護観察官は再犯・再非行の防止と地域社会の安全安心を守る「社会内処遇」の専門家です。
●なぜやるのか
近年、犯罪をした人に占める再犯者の割合が増え続けており、日本社会にとって「再犯防止」が大きな課題となっています。犯罪をした人の中には福祉的な支援や援助が必要な人たちが多くいます。そのような人たちが必要な支援や援助を受けられるように調整し、地域社会と繋がっていくことで、再犯を防止し、新たな被害者を作らないことが私たちの使命です。
●どうやっているのか
全国約４万７千の「保護司」をはじめとした地域の民間ボランティアの方々と協力しながら支援を行っています。保護観察官は、心理学に基づく再犯防止プログラムの実施や、就労の支援、福祉や医療機関との連携など再犯防止に向けた多様な業務を担っています。
